三菱がレクサスのようなハイブランド展開へ! 世界初公開イベントで明かされた新型『パジェロ』を中心とした近未来へのプラン

公開 : 2026.09.09 11:45

三菱のハイブランド、来年度中に発表へ

トヨタレクサス日産インフィニティホンダアキュラのようなハイブランド(プレミアムブランド)を三菱でも検討している。

来年度中には何らかの発表をできるかもしれないが、そんな三菱のハイブランド車として、やはりパジェロが候補に上がっている。その他のモデルはこれからだが、オフロード志向にふったカスタマイズ展開などを検討している。

三菱は『冒険』をキーワードに、クルマを使って新しい世界へ向かう。
三菱は『冒険』をキーワードに、クルマを使って新しい世界へ向かう。    三菱自動車工業

新型パジェロの日本仕様は10月末に発表、12月に発売予定だが、目標販売台数や販売規格などは現在検討中。それでも、日本をパジェロ販売のナンバーワンにしたい。

『冒険』をキーワードに、クルマを使って新しい世界へ向かう、そのためにはパジェロがベストマッチといった、ポジティブなカーライフを提唱したい。まずは新型パジェロで日本の自動車文化を盛り上げていく。

AXCRから将来的にはダカール・ラリー参戦?

後半のパートは、板垣邦俊商品戦略本部チーフプロダクトスペシャリスト、吉峰典彦デザイン本部プログラムデザインダイレクター、松本貴明チーフビークルエンジニアによる質疑応答セッション。こちらも要約は以下のようになる。

アセアンでは『パジェロ・スポーツ』が販売されているが、新型パジェロはグローバルモデルであり、デザインのディテールはもちろん作り方の考え方も異なる。従って棲み分けに関しては問題ない。

インテリアデザインはスペイン人デザイナーが描いたヨーロッパ案が採用された。
インテリアデザインはスペイン人デザイナーが描いたヨーロッパ案が採用された。    三菱自動車工業

モータースポーツに関して、まずは来年のAXCRに新型パジェロで参戦予定。会場には参考出展としてラリー仕様車を展示した。パジェロといえばダカール・ラリーを思い浮かべる人も多いが、将来的に参戦できるようクルマだけでなくチームの技術や体力を高めていきたい。

デザインはヨーロッパ、東京、岡崎の3ヵ所で進めた。インテリアはヨーロッパで、スペイン人デザイナーによるものを採用。エクステリアは岡崎案を採用。剣道の面からインスパイアされた、進化したダイナミックシールドなどが特徴だ。

上質さとワイルドさをバランスさせるために過去をリスペクトしているが、そのままのデザインではなく思想として継承している。例えばキャメルのインテリアは高級感がありつつ、汚れにくい色でもある。ソフトパッドのインパネは、ラフロード走行で頭をぶつけてもケガしないよう柔らかくしている。

背面タイヤはパジェロの象徴だったが、居住性や使い勝手を重視して採用しなかった。テールゲートを横開きではなく普通のハッチゲートにしたのも同様。

ターゲットカスタマーは、30歳代後半〜40歳代の若い夫婦を中心に、50歳代以上のクロカン4WDの走りを知っている世代も含む。上質で高級、しかも信頼感を重視し、しかも日常の使い勝手も重要と考える人たちに、ぜひ乗ってもらいたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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