輸入車SUVナンバー1燃費を獲得 『ルノー・キャプチャー』のEテックが排気量変更などで大幅進化 敢えて見た目を変えない実質的商品改良

公開 : 2026.10.27 12:05

価格は約50万円の大幅アップ

また、フランス本国でも最近登場した『マイ・ルノー』と呼ばれる公式アプリも初採用。車両情報、位置の確認、ライトやクラクションのリモート操作、ナビゲーションとの連携などが特徴として挙げられている。

装備面では、ハーマン・カードンのプレミアムサウンドシステム採用が大きなトピック。他にも360度カメラ、ドライバーモニタリングシステム、ドアミラー下側から足元を照らすプロジェクションランプも追加されている。

装備面では、ハーマン・カードンのプレミアムサウンドシステム採用が大きなトピックだ。
装備面では、ハーマン・カードンのプレミアムサウンドシステム採用が大きなトピックだ。    平井大介

価格は受注生産の黒(ノワールエトワールM)だけ494万円で、ルーフが黒になる取材車のグレー(グリラファルM)、白(ブランナグレM)、青(ブルーアイロンM)の3色が501万円となる。

これは改良前の454万9000円から大幅アップとなるが、為替レートの状況と装備の内容を鑑みれば、妥当な設定と言えるだろう。

エンジンが頑張っている感がなくなった

今回の試乗会は余裕のある時間設定だったので、往復3時間/150km程度のルートで取材することができた。キャプチャーはBセグメントということもあり、全長4240mm、全幅1795mm、全高1590mmと比較的コンパクト。相変わらず日本の公道で使いやすいサイズだ。

排気量が拡大したEテックは、やはり走りに余裕ができた印象。これまでは極端な書き方をすれば、『少ない排気量をモーターで補い、エンジンが頑張っているのを感じさせない』イメージだったが、そもそも頑張っている感じがなくなった。

ドライブモードはこれまでのコンフォート、エコ、スポーツに加え、スマートを追加。
ドライブモードはこれまでのコンフォート、エコ、スポーツに加え、スマートを追加。    平井大介

それは自然に身体へ染みてくるフィーリングで、いい意味でハイブリッド感がないと思っていたEテックだが、その印象はより強くなった。メーターでモーターとエンジンの切り替えを見なければ、それを意識することはほとんどないほどだ。

乗り心地は少し硬さがあるものの、ルノーは走行距離1万kmを超えてこないと本来の柔らかさが出てこないクルマが多いので、そこは差し引いて考えたほうがよさそう。ただ、以前からキャプチャーのシートは個人的に座面と体形の相性が悪いようで、今回の試乗でも馴染めなかった。

追加されたスマートモードは実によくできていて、今回の走行中にモードを切り替えたのはテスト目的だけで、他に変えたいと思ったことは皆無。もはやモード切り替えは必要ない? と思ったほどだ。

なお、70kmくらい走った時点でも航続可能距離が900kmを表示していたのは驚いた。高速だけなら1000km近く走れるかもしれない。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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