輸入車SUVナンバー1燃費を獲得 『ルノー・キャプチャー』のEテックが排気量変更などで大幅進化 敢えて見た目を変えない実質的商品改良

公開 : 2026.10.27 12:05

10月15日、商品改良を受けた『ルノー・キャプチャー・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッドEテック』が発売されました。見た目とモデル名に変化はありませんが、中身が大幅に進化しています。編集部ヒライのレポートです。

見た目とモデル名に変化はないが、中身が進化

10月15日、ルノー・ジャポンは商品改良を行った新型『ルノー・キャプチャー・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッドEテック』の発売を開始した。キャプチャー自体は昨年6月にビッグマイナーチェンジを発表しており、見た目とモデル名に変化はないが、中身が進化している。

昨年の時点では上記Eテックに、『エスプリ・アルピーヌ・マイルドハイブリッド』と『テクノ・マイルドハイブリッド』を加えた3グレード構成だったが、今回の商品改良で前者がカタログ落ち。後者は仕様変更なしで継続して販売される。

商品改良を受けた新型『ルノー・キャプチャー・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッドEテック』。
商品改良を受けた新型『ルノー・キャプチャー・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッドEテック』。    平井大介

今回の商品改良のポイントは主に、ハイブリッドシステムの進化、グーグル搭載、装備変更の3点だ。

まず、ルノー独自のフルハイブリッドシステムであるEテックだが、直列4気筒エンジンの排気量を1.6Lから1.8Lへ拡大。同時にこれまでの間接噴射から350barの高圧直接噴射へと変更した。これにより燃焼効率が上がり、低回転域からのトルクとアクセルレスポンスが高まっているという。

エンジンスペックは最高出力が94psから109psに、最大トルクが148Nmから172Nmにそれぞれ向上。また、ATの許容トルクが350Nmから450Nmへ拡大し、変速制御を最適化した。

モーター側では駆動用バッテリーの容量も1.2kWhから1.4kWhにアップし、モーターの効果的活用により燃料消費を低減。冷却システムを水冷式からエアコン冷媒を利用した方式へ変更し、バッテリー温度管理の最適化を図っている。

24.5km/Lの燃費で、輸入車SUVナンバー1を獲得

そうした改良の結果、システム最高出力は+15psとなる158psへと向上し、燃費も+1.2km/Lの24.5km/Lとなった。これは以前からトップクラスだった燃費が、いよいよ輸入車SUVナンバー1を獲得した形だ(2026年10月、JATOダイナミクス調べ)。また、0-100km/h加速が10.6秒から8.9秒になり、『より滑らかで、余裕のある走り』を実現したとする。

ドライブモードでは、これまでのコンフォート、エコ、スポーツに加え、スマートが追加されたのが新しい。これは、走行状況に応じて元からある3モードを自動的に切り替えるものだ。

システム最高出力は+15psとなる158psに向上し、燃費も+1.2km/hの24.5km/Lとなった。
システム最高出力は+15psとなる158psに向上し、燃費も+1.2km/hの24.5km/Lとなった。    ルノー・ジャポン

グーグルが搭載されたのも大きなニュース。これにより、スマートフォンを接続せずともグーグルマップ利用が可能となり、グーグルアシスタントによる音声コマンドにも対応した。なお、アンドロイドオートやアップルカープレイも引き続き接続可能だ。

実はこれまでナビゲーションに関して、ルノー・ジャポン側で開発して搭載したことはあったが、本国側の生産時点で標準装備されるのは、これが初めてのことになる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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