ラグジュアリーの限界を超えたモデル『レンジローバーSVウルトラ』日本初公開! 11月3日まで開催中のデザインアート・トウキョウ2026にて展示

公開 : 2026.10.31 07:05

主張しすぎない絶妙なデザインを表現

カラーはオーキッドホワイトとシンダーグレーの2トーンで、精巧なモザイク調パーフォレーション(孔の大きさを微妙に変えている)とレーザーエッチングが入れられ、レンジローバーらしい主張しすぎない絶妙なデザインを表現している。しかも、見た目も触った感触も本革との違いは分かりにくい。

パネルにはサステナブルなラタンウッドを採用。画期的なのは、オーディオに『エレクトロスタティックサウンド(静電型スピーカー)』を自動車メーカーでは初めて採用したことだ。

オーディオに『エレクトロスタティックサウンド(静電型スピーカー)』を自動車メーカー初採用。
オーディオに『エレクトロスタティックサウンド(静電型スピーカー)』を自動車メーカー初採用。    篠原政明

これは通常のコイル型スピーカーとは異なり、よりクリアで歪みがない、広がりを持った響きのあるサウンドが特徴で、より快適でラグジュアリーな空間を目指している。

なお、今回の展示車はロングホイールベース(価格4040万円)だったが、レンジローバーSVウルトラにはスタンダードホイールベース(同3607万円)も設定されている

風鈴からインスパイアされたインスタレーション

今回、このレンジローバーSVウルトラをデザインアート・トウキョウ2026に展示するにあたって、東京を拠点とする建築事務所『クライン・ダイサム・アーキテクツ(Klein Dytham Architecture)』と共同で考案した、特別なデザインインスタレーション『響き』が披露された。この事務所では、過去にユニクロ銀座店や東京ミッドタウンのイベントなど、多数のプロジェクトを手がけている。

このデザインを手がけたマーク・ダイサム氏はイギリス出身で、20年もレンジローバーを愛用している。

ボディにはアルミフレークを極細化して塗装した専用色『チタンシルバー(グロスフィニッシュ)』を採用。
ボディにはアルミフレークを極細化して塗装した専用色『チタンシルバー(グロスフィニッシュ)』を採用。    篠原政明

今回のイベントのテーマが響きで、展示されたレンジローバーSVウルトラもオーディオの響きを重視している。そしてダイサム氏が初めて会場を下見に来た日は風が強かったので、『響き』と『風』から『風鈴』をインスパイアして、今回のインスタレーションを思いついたという。

長さがさまざまに違う71本のパイプを吊り下げた波状の構造物は、レンジローバーSVウルトラに採用された最先端の音響技術を表現しており、1970年に初代が誕生して以来、世代を超えて受け継がれてきたレンジローバーの世界観をも具現化し、会場に静寂に満ちた安らぎの空間を生み出している。

なお、レンジローバーとクライン・ダイサム・アーキテクツとの協業は今回で2回目で、現在は同事務所とレンジローバーのビスポークデザインチームによって、世界で1台のレンジローバーSVを制作中だという。

また、会場には、レンジローバー・ヴェラールの特別仕様車『ベルグレイヴィア・エディション・サテン』も展示。また、特別なラッピングが施されたレンジローバー・スポーツが3台、送迎用に用意されていた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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