レンジローバー・イヴォークeD4 2WD

公開 : 2015.09.28 23:50  更新 : 2017.05.29 19:20

ランドローバーのベイビー・クロスオーバーは、控えめなフェイスリフトを受けると同時にインジニウム・エンジンを搭載するに至った。わずか109g/kmのCO2排出量も魅力だが、あいかわらずスモールSUVの選択肢として留まりつづけられるのだろうか?

■どんなクルマ?

2011年のデビュー以来、ベイビー・クロスオーバーであるレンジローバー・イヴォークは、およそ450,000台が各家庭に嫁いでいった。なかでも英国は、イヴォークのもっとも大きなマーケットとなった。

そして2015年、イヴォークはフェイスリフトを受けることになった。ただし大きな飛躍ではなく、あくまでマイナーな改良にとどまっているのは紛れもない事実である。

9速のオートマティック・トランスミッションは既に見られるものであるし、LEDライトも軽微なデザイン修正にとどまっている。フロント・バンパーはわずかに厚手になり、アロイ・ホイールは新しいデザインに変わった。

要するにオーバーホールではなく、マイルドな ‘修正’ なのである。

なかには大きい変更点もある。2.2ℓの4気筒ディーゼルが、ジャガー・ランドローバー製の2.0ℓオール・アルミニウム・インジニウム・ユニットに置きかわったのでだ。

これによって前後の重量配分がこれまでと変わった。したがってサスペンションは前と後ろともに調整しなおされた。

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