先代は時に不快なジャダーを伝えることがあったが、現行モデルでは嫌なところがまったくない。アップレート済みのスプリングとアンチ・ロールバーの底力に驚かされるばかりだった。

それだけに、オプションの18インチとラン・フラット・タイヤのもたらすロード・ノイズは玉に瑕。標準の17インチの方が当たりはやわらかく、ノイズも小さい。

キャビンは他のモデルと共通するところが多い。素材はきちんと仕上げられており、内装のライトはNYタイムズ・スクエアのニュー・イヤーズ・イブを思いおこさせる。

サイド・シル、サポート豊富なフロント・シート、3本スポークのマルチ・ファンクション・ステアリング、ギアレバー、ステンレス製のペダル、メーターのグラフィックには ‘JCW’ の文字が入る。

燃料消費率はオートマティックが17.6km/ℓ、マニュアルが14.9km/ℓ。マニュアルの方が活発なドライビングを目的としているだけに、CO2排出量も多い。