■どんな感じ?

レッド・マイカ・クリスタル・シャインと呼ばれる外装色をまとったRX450h ‘version L’ のE-Fourのドアを開けると、アイボリーの、いかにも汚れちゃうぞ、という感じの本革シートが目に飛び込んでくる。

ステアリングの一部と内装のパネルの一部にバンブーと呼ばれるお化粧が施してある。RXの内装には濃淡2色の茶色、リッチ・クリームとアイボリーの白系2色、ブラックもある。

‘F SPORT’ 専用色として、ダーク・ローズ、ホワイト、ブラックの用意もある。プレミアム・ブランドにふさわしいおしゃれ度のグレードアップが図られている。

スターター・ボタンを押すと、レクサス共通の♪タリラリラン、みたいな電子音の明るいメロディとともにスタンバイする。ハイブリッドだから、電池が十分であればV6は始動しない。静かなまま、スッと動きはじめる。

RXの特徴はあくまで静かで快適なことにある。基本的には北米市場でママが子どもの送迎に使うファミリーカーであるから、そこがいちばん大事なのである。4代目もまた、そうした目的に対して忠実であろうとしている。