インフィニティQ60クーペがデトロイトで公開

公開 : 2016.01.12 22:45  更新 : 2017.06.01 01:39

コンセプト・モデルが公開されてから1年、インフィニティQ60クーペのプロダクト版がデトロイト・モーターショーで公開された。

Q60はG37の後継モデルにあたり、BMW M4やアウディA5クーペを筆頭とするスポーツ・クーペにチャレンジするという立ち位置である。

全長は4683mm、全幅は1850mm、全高は1385mm、ホイールベースは2850mm。G37に比べると、どの部分も大きくなっている。

エンジンは2997ccのV6ツイン・ターボとし、VR30と名付けられている。新世代VRパワートレイン・ファミリーに呼応したネーミングだ。

新型ユニットのパワー展開は2種となり、ロー・パワー版は300ps/6400rpm、40.8kg-m/1600-5200rpmを、ハイ・パワー版は402ps/6400rpm、48.4kg-m/1600-5200rpmを発生させる。

300psのユニットの燃料消費率は9.8km/ℓ、CO2排出量は154g/km。402psのユニットは9.3km/ℓと206g/kmというのが公表値である。

これらの他に1991ccの直列4気筒エンジンの存在も明らかになっており、最高出力は208ps/5500rpm、最大トルクは35.7kg-m、燃料消費率は10.2km/ℓ、CO2排出量は154g/kmとなる。

すべてのエンジンに7速オートマティック・トランスミッションが組み合わされる。可変シフト・コントロールは加速度センサーが地形を捉え、適切なギアを予測するためのシステムだ。

駆動方式はFRがスタンダード。リア・バイアスの4輪駆動システムも選ぶことができる。2世代めとなる内製の ‘ダイレクト・アダプティブ・ステアリング’ も用意され、電気式のステア-バイ-ワイヤ・システムが操舵フィールとフィードバックを増加させる。

‘ドライブ・モード・セレクター’ はステア・レスポンスとフィールを自分の好みに調整するためのものだ。選択肢は ‘スタンダード’、‘スノー’、‘エコ’、‘カスタマイズ’、‘スポーツ’、‘スポーツ+’ から構成され、‘スポーツ+’ だけは、選択できるグレードが限定される。

カスタマイズ・ステアリング・モードは、‘スタンダード’、‘スポーツ’、‘スポーツ+’ の3つのコア・モードが用意され、‘デフォルト’、‘ダイナミック’、‘ダイナミック+’ が脇を固める。

‘スポーツ+’ モードと ‘ダイナミック+’ をモードを組み合わせることでもっともハイ・レベルなステアリング・アシスタンスを得られるというわけだ。

スポーツ・モードでは、‘ダイレクト・アダプティブ・ステアリング’ の影響下にて、ステアリングの動きが制御される。

スポーツ+モードは、重みそのものはスポーツ・モードと変わらないが、レスポンスが速まる。正確なパフォーマンスのために、よりクイックになるという。

3.0ℓV6エンジンには ’ラック・エレクトリック・パワー・ステアリング’ が標準となる。‘ドライブ・モード・セレクター’ を介して調整される新しいシステムであり、インフィニティの言葉を借りると “これまでの非正確性を凌駕する、リニアなドライビング・エクスペリエンスを供する” とのことだ。

2.0ℓ4気筒エンジンのモデルには、速度感応型の油圧電気式ラック・アンド・ピニオン・パワー・ステアリングが標準で組み込まれる。

サスペンションは2展開。標準バージョンはリンク式のレイアウトを採るのだが、スポーツ・クーペ版ともあり乗り心地とハンドリングを考慮したレイアウトとなっている。

新しい ‘ダイナミック・デジタル・サスペンション’ システムはQ60スポーツには標準。ダンパーをはじめ、ソフト、ハードの面で専用の設計となっている。‘ダイナミック・モード・セレクター’ は、よりダイナミックな運転に合った硬いセットアップになっているという。

標準のホイールは19インチのアロイとなり、20インチも選べるが、このカテゴリーに20インチを採用したのはインフィニティが初である。‘スポーツ’ と呼ばれるスペックを選ぶと、よりワイドなホイールとタイヤをリアに組み合わせることができる。

Q60の抵抗係数は0.28。流れるようなデザインの恩恵を受ける結果となった。よって高速域でも安定を失わないとのことだ。

フロント・バンパー部のダクトは、空気をエンジンに送り込むためのもの。ボンネットもまた、抵抗を低減させるための設計となっている。

V6を搭載するモデルにはアクティブ・グリルが付き、一般的なドライビング・コンディションであればフラップは閉じたままだが、スピードを出す際に開く。ミラーの設計もまた空気を味方につける目的がある。

販売は2016年、夏の予定だ。


▶ 2016 デトロイト・モーターショー

関連テーマ

人気テーマ

 

人気記事