アウディ、新型EVの車名を『A2』に正式決定 今秋デビューへ 低価格帯のエントリーモデルに

公開 : 2026.03.19 07:05

アウディは年内に発表予定の新型EVを『A2』と命名することを明らかにしました。『A1』と『Q2』の間接的な後継モデルで、小型のクロスオーバーとなります。価格は3万ポンド(約635万円)未満からの予想です。

予告画像公開

アウディは、20年以上の空白を経て、今年後半に『A2』の名称を復活させる。初代モデルの精神を受け継ぐ電動クロスオーバーとなる予定だ。

A2の復活は以前から示唆されていたが、今回、同社は記者会見で正式に認めた。また、今秋のお披露目に先立ち、新型車の予告画像を初めて公開した。

新型A2 eトロンの予告画像
新型A2 eトロンの予告画像    アウディ

アウディの本拠地インゴルシュタットで生産される予定で、まもなく生産終了となる『A1』および『Q2』の間接的な後継モデルとして、ラインナップのボトムエンドに位置づけられる。価格は3万ポンド(約635万円)未満からと予想されている。

同社のゲルノート・デルナーCEOは、これはEV販売拡大の一環であるとして、次のように述べた。

「アウディはお客様の声に耳を傾けました。お客様が求めているのは、日常生活で感動を与える電動モビリティです」

「A2 eトロンは、そのニーズに応えるべく開発されたモデルです。効率的で、コンパクトで、自信に満ちた1台です。アウディのEV世界への参入を、これまで以上に容易かつ魅力あるものにします」

初代の「使命」継承

新型A2 eトロンはフォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームをベースとし、サイズや仕様はフォルクスワーゲンID.3(欧州向けのCセグメント・ハッチバック)に近いものとなる。

しかし、以前目撃されたテスト車両が示すように、そのデザインはクロスオーバーの影響を強く受け、MPV(ミニバン)の要素も取り入れている。1999年から2005年まで生産された初代A2によく似たシルエットとなっている。

初代A2
初代A2

デルナー氏は、「外観はコンパクトですが、室内は非常に広々としています。価格設定については発売前に改めて発表しますが、これは当社のEVにおけるエントリーモデルとなるため、これまでのアウディのEVよりも低価格帯に位置づけられることになります」と述べた。

アウディ社内では、初代A2の間接的な後継車と見なされている。初代モデルは、軽量なアルミニウム構造と空力性能に優れたワンボックススタイルにより優れた低燃費を実現した。

新型車の形状が初代モデルに似ているのは、同様に空力性能を追求しているためだと考えられる。

アウディは、A2という名称の復活は初代モデルへの「オマージュ」であるとし、新型車がその「使命」を引き継ぐと宣言した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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