しかしどうだろう? AUTOCARの読者諸兄は、これで満足できるだろうか?

3気筒ターボ・ガソリン・エンジンは1500rpmから4000rpmの間でもっとも大きなトルクを生みだす。実用域で美味しいところを味わえる性格だ。

スロットル操作に対する反応にも不満はない。ハッと驚くほどではないにせよ、回転のなめらかさもNAならではだ。3気筒の鼓動は置いておいて、いやな雑味はうまく抑えたエンジンだと感じる。

スタンダード・モデル同様インテリアのパッケージングや静的質感、装備内容も合格点。ヒュンダイが近年力を入れて完成させたアンダーピンがうまく作用している。

厳密にVWの最新のインテリアと比較すれば、ヒュンダイが苦い思いをするのは事実だが、従来より大きく進歩したといえる優秀な内装だといっていいだろう。