アウディA4 2.0 TFSI

公開 : 2016.02.26 23:40  更新 : 2017.05.29 18:14

  • こちらはクワトロ・スポーツの試乗車。18インチのスターデザイン・アルミホイールを履く。

  • 35万円のS lineパッケージは、専用バンパー、内外装の専用ロゴ、アルミホイールなどを装備。

  • クワトロのエンジンは252ps、37.7kg-mを発揮。0-100km/h加速は5.8秒というパワフルな走り。

■「買い」か?

新型アウディA4のよさは、前輪駆動、クワトロともに、スポーティといえる操縦感覚にあると書いた。洗練された仕上がりだ。もうひとつ、充実した先進的安全性も注目だ。

前方衝突防止の自動ブレーキ。衝突に備えて前席乗員のセイフティベルトのゆるみをなくす。車線逸脱を防止する。車線変更時に安全を確認する。後退時に死角から近づいてくる車両などの存在を警告する。ドアを開ける時後方から接近する車両や自転車の存在を警告する。先行車両を追従し加減速を自動で行う。

これらの予防安全システムは「アウディプレセンス」と名づけられている。内容的には従来より大きく充実した。加えて、時速0kmから65kmの範囲で、渋滞時の自動運転システム「トラフィックジャムアシスト」も採用された。先行車に追随し加速および減速を自動で行ううえ、車線逸脱を防ぐためステアリングホイール操作まで行う。世界の主要都市で過密化が進むなか、交通渋滞も深刻さを増すと言われている。

アーバンイニシアティブといって、建築家などとともに、このような都市問題の解決への提案を行ってきたアウディだけに、渋滞への対処法として、有効な(と思える)システムの採用を評価したい。ただし、左右の白線をカメラが読み取って自動運転をするシステムのため、黄線であったり、車線が途中で途切れるかすると、動作を止めてしまう。ここは今後の課題かもしれない。ドイツ本国のアウディの技術者は、「この技術は燃費向上のためにも重要だ」としている。

安全性と利便性が合体したのは、オプションのバーチャルコクピットだ。TFTによる12.1インチの液晶画面によって速度計や回転計をふくむ計器類の表示をするうえ、ナビゲーション画面も表示できる。慣れると大変便利な装備だ。

新型A4では(最新のアウディ車の例にもれず)バーチャルコクピットにほとんどのモニター機能を取り込むなどして、ダッシュボードはシンプルになっている。審美性からも使い勝手からも評価したい。

後席の広さも特筆すべき点だ。足元は数値のとおり広々としているし、頭上の空間的余裕も大きい。もし後席乗員にいろいろ気を遣ってあげるなら、天井の色はブラックでなく、グレー系のほうが圧迫感が少なくて好ましいと、個人的には感じた。

スタイリングは大きなコンセプトは従来の継承だが、実物はシャープで上質感が上がっている。なにより乗れば、その魅力はすぐ分かる。

(撮影協力・ブリストルヒル ゴルフクラブ)

アウディA4 2.0 TFSI

価格 5,180,000円
全長×全幅×全高 4735×1840×1430mm
ホイールベース 2825mm
乾燥重量 1540kg
エンジン 直列4気筒ターボ1984cc
最高出力 190ps/4200-6000rpm
最大トルク 32.6kg-m/1450-4200rpm
ギアボックス 7速DCT
サスペンション 5リンク式 / 5リンク式
ブレーキ ベンチレーテッド・ディスク/ディスク
ホイール+タイヤ 7.5Jx17+225/50R17
燃費(JC08モード) 18.4km/ℓ

アウディA4 2.0 TFSIクワトロ・スポーツ

価格 6,240,000円
全長×全幅×全高 4735×1840×1410mm
ホイールベース 2825mm
乾燥重量 1660kg
エンジン 直列4気筒ターボ1984cc
最高出力 252ps/5000-6000rpm
最大トルク 37.7kg-m/1600-4500rpm
ギアボックス 7速DCT
サスペンション 5リンク式 / 5リンク式
ブレーキ ベンチレーテッド・ディスク/ディスク
ホイール+タイヤ 8Jx18+245/40R18
燃費(JC08モード) 15.5km/ℓ


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