ディスカバリーの2017年モデルがニュルでテスト開始

公開 : 2016.04.13 22:15  更新 : 2017.06.01 01:34

本年後半のローンチに先がけ、第5世代のディスカバリーの開発は最終段階に入っている。今回のスパイ・ショットは、ニュルブルクリンクにおける高速走行の模様だ。

新しいディスカバリーは、低く、スリークなデザインとなり、2014年に登場したディスカバリー・ビジョン・コンセプトのように、豪華でラグジュアリー志向のキャビンと滑らかなデザインを特徴とする。

ワールド・プレミアは、今年の後半に行われる予定だが、この第5世代の新型は現行モデルよりもかなりの軽量化がほどこされ、新たな技術を搭載する。

SUVの世界販売が、近々2000万台に達することを視野に入れて、ランドローバーはディスカバリーの派生モデルも検討しているという。

それがどのような形を取るにしても、ジャガー・ランドローバーのソリハル工場で生産を行う新型は、アルミ・モノコックのうえにボディを接着して固定する方式を取る。

エンジンは、英国およびヨーロッパ市場向けには、レンジローバー、レンジローバー・スポーツ、そして現行のディスカバリーにも使用されている3.0ℓSD V6がメインストリームとなる。ハイブリッドについては、ジャガー・ランドローバーは向こう10年間は生産の予定がないとしているので、期待は薄い。

インジニウム・エンジン搭載の可能性も、モデル末期にはあると思われるが、それは現行の4気筒エンジンにマイルド・ハイブリッド、またはモジュラー・エンジンのテクノロジーが進めば、V6という選択になろう。

最近になってミッドランドでスパイショットに捉えられる機会の多いプロトタイプから察するに、エクステリアは、2014年のニューヨーク・ショーに登場したディスカバリー・ビジョンを引き継いでいるように思われる。変更点といえば、フロント・エンドとリア・エンドの細部だけである。

JLRのデザイン・ディレクター、ゲーリー・マグガバンによれば、新しいディスカバリーも、そのモダンに変身するスタイルとは裏腹に、オフロード性能については、現行モデルから後退することはないとコメントしている。

新たな技術として、前方の状況にあわせ、サスペンションおよびトランスミッションを自動調整するレーザー・スキャニングを搭載し、また “透過ボンネット” は、車体下部の状況をボンネット上に投影するテクノロジーだ。さらに、たとえ手狭な駐車枠でもリモート操作で駐車可能なコントロールも採用される見込みである。

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