日産キャシュカイの上級モデルを計画

公開 : 2016.05.21 22:20  更新 : 2017.12.14 12:31

日産は3月のジュネーブ・モーターショーで公開したマット・ブラックのキャシュカイの生産を継続して検討しているようだ。可能性としては2017年、あるいは2018年にリリースされる青写真を描いているという。

また、2017年のキャシュカイは、自動運転技術が大きな目玉となる。

キャシュカイ・プレミアム・コンセプトは、日産のヨーロッパ・デザイン・スタジオで開発されたもので、£30,000(480万円)を越える価格を計画している。つまり価格帯には、アウディQ3BMW X1のライバルとなる。実際、キャシュカイは英国ではセールスの1/3をトップ・グレードである£29,000(460万円)のテクナが占めているという事実もある。

現在、デザイナーは、専用のトリム、ワイドなトレッドを持つシャシー、スペシャル・フィニッシュのされたホイールなどを組み込む作業をしているという。

「プレミアム・コンセプトは、生産に近いカタチとなっている。」とキャシュカイ・プレミアムのデザイン・マネージャであるダレる・スクライヴンはコメントしている。「特別な素材、例えばカーボンファイバー、ナッパ・レザー、専用ペイントなどをマッチさせる作業が行われている。」

ボディには、複雑なラインを描くロワバンパー・モールディングや、V字型のグリル、新しいデザインのヘッドランプ、テールランプなどが装備される予定だ。また、英国の機会加工技術が導入されたホイールが特徴。キャスト・ホイールは、ブラックのペイントが施された後、ゴールドに塗られる。そして、下地のゴールドを見せるために、1/1000mmの正確さで磨きこまれる。この技術をプロダクション・モデル化にどう取り込むかが鍵になるという。

実際にプロダクション化された場合、ボディ・カラーは3色が用意されることになろう。ダーク・カラー、中間カラー、ライト・カラーの3つだ。

なお、日産はこの他にも3月のジュネーブ・モーターショーで、エクストレイル・プレミアムも発表しているが、このモデルも生産する可能性を秘めたものだ。

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