新しいBWM 5シリーズ・サルーン、ツーリング、GTのスクープ

公開 : 2016.05.28 22:40  更新 : 2017.12.14 12:31

今年の後半に登場を予定しているBMW 5シリーズ・サルーン、来年中盤に登場予定の5シリーズ・ツーリング、そして来年後半にデビュー予定の5シリーズGTという3つのボディ・スタイルの5シリーズのテスト風景をキャッチした。

新しい5シリーズの最大の特徴は48Vのエレクトリカル・アーキテクチャーが採用されることだ。これは、先進の自動運転システムに対応するための処置で、より洗練された衝突防止装置などが採用される予定。

また、そのインテリアには7シリーズにも採用された第5世代の i Drive システムが用いられる。これは、新しいタッチ・パッドおよびタッチ・スクリーンを持ち、スマートフォンと似たピンチ、スワイプなどの操作が可能。また、センターにあるロータリー・ダイヤルで幅広い操作ができる。

現行の5シリーズは7年目を迎えるが、コードネームG30のサルーン、G31のツーリング、G32のGTが今年後半から順次リリースされる予定だ。サルーンは、今年のパリ・モーターショーで、ツーリングとGTはそれぞれ来年のジュネーブ・モーターショーとフランクフルト・モーターショーで公開されるスケジュールだ。

すべてのモデルが現在ドイツ国内の一般路上でテストされているが、そのデザインは、2013年のヴィラ・デステ・コンクール・デレガンスで発表されたピニンファリーナ・グランルッソ・クーペ・コンセプトをオマージュしたものとなる。エアロダイナミクスの大幅な向上が見込まれており、エアフローをアップさせるフロント・エンド・デザインが特徴のひとつ。トリムは、スタンダード、スポーツ、ピュア・エクセレンス、Mスポーツ、インディビデュアルが設定される模様。

プラットフォームは、7シリーズでも使用されるOKLが使用される。そのため、新しい5シリーズについても大幅はダイエットが行われる予定で、スタンダードな520iサルーンは現行の1595kgよりもおよそ100kgの軽量化がされる模様。

エンジンは、2ℓ4気筒ディーゼルのB47、2ℓ4気筒ガソリンのB48、3ℓ6気筒ディーゼルのB57、3ℓ6気筒ガソリンのB58がラインナップされる。また、750iに搭載された450psの4.4ℓV8も設定される。更に、3ℓ6気筒ディーゼルのB57のクワッドターボ・バージョンが、現行のトリプル・ターボのN57に代えて採用される予定。

更に、330e、740e、X5 xDrive 40eに搭載されている2ℓ4気筒ガソリンとモーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドも計画されている。

新しい5シリーズは、メルセデス・ベンツEクラスジャガーXF、そしてアウディA6の新たなライバルとなるモデルだ。

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