フォルクスワーゲン・ティグアン2.0 TDI

公開 : 2016.06.03 23:50  更新 : 2017.05.29 18:56

■どんな感じ?

ティグアンの物腰はやわらかく、そしてどっしりとしている。座面が高いシートに座り、尊い2.0ℓディーゼル・エンジンに火を入れる瞬間から、旅が終わる瞬間まで常に精緻な印象を受ける。細心の注意を払って作られている。そして磨きがかけられている。

7速デュアル・クラッチATはなめらかな発進を可能とし、たんたんとペースを高めていく。エンジンは、特別がなりたてることもなく、回転を高める。変速もなめらかだ。回転がざらつきやすい高回転までかたくなに引っ張ろうとせず、トルキーな中回転域を維持している。

ステアリングからのフィードバックがやや希薄なのは予想どおりだが、重みに違和感はない。よって自信をもって舵を取れる。なかでもわたしは ‘ノーマル’ モードの軽さを好む。手応えがナチュラルになるからである。

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