ギア比とサスペンションを見直すことで、既に目立っているホットハッチが、さらに良くなった。価格が高いことは認めるが、正当化する価値がある。

■どんなクルマ?

フォード・フィエスタSTを嫌いになることは不可能だ。突出したハンドリング、上品なスタイリング、いきいきとしたエンジン、価格／維持費の安さは、いつだって ‘絶対に買うべき’ アイテムとして存在していた。

マーヴェルが推しまくるアベンジャーズと同じだ。

デビュー以来、RSグレードを設けずとも、トップの地位を守りつづけてきたことそのものが、フィエスタの実力を示しているが、さらなる傑作の排出を目指し、200psを発揮するST200をフォードは用意したのだ。