DS 3ピュアテック110ジバンシィ・ル・メイクアップ

公開 : 2016.07.27 05:40  更新 : 2017.05.29 18:02

もしギアボックスがもう少しよくできていれば、エンジンの印象はさらによかったかもしれない。特に1→2速のエンゲージに力が必要。クラッチ・ペダルの抵抗も大きい。フットワークの軽いクルマには似つかない。

ハンドリングにはこれといった大きな不満はないが、だからといってレーサー気分にさせてくれることはない。少なくとも正確で、重みも適切。なおかつステアリングの握り心地がいいのは確かだが、‘フィール’ という観点においては味わいが欠けているのである。

乗り心地は大部分において硬いが、許容可能。かなりの悪路になると、落ち着かなくなる。

ドライバーズ・シートは、もっとも低い位置でも高すぎるがシートの調整幅は大きく、ステアリングも前後と上下に動かせるのがいい。頭上スペースもたっぷりと確保されている。シートそのものはやや小ぶりである。

驚くのは、カップホルダーがない点だ。ただのひとつもない。ドアの小物入れにペットボトルを入れるしかない。ダッシュボードの仕上げは美しく、足元のスペースも十分だが、足元に余裕があるということは、グローブボックスが小さいということを意味する。

後席にはすんなりとアプローチできる。前席のショルダー部分にレバーがあるため、こちらを引きあげてシートを倒し、前にスライドさせるだけだ。しかしいざ後席に座ると、頭上スペースは限られ、膝は常に前席のシートバックに圧迫される。トランクに荷物を出し入れする際、リップ部分が高いのも気がかりである。また、シートは60:40の分割可倒式だし、‘ほぼ’ フラットになるのだが、トランクそのものも最大クラスとは言いがたい。

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