日産キックス

公開 : 2016.08.19 05:55

     
    80ヶ所にのぼるグローバル市場に投入が決まった日産キックス。日産ジュークやデュアリスが、既に大きな存在感を示しているカテゴリーでどのように輝くだろうか?

    ■どんなクルマ?

    中央アメリカと南アメリカで先行開発された小型クロスオーバーは、その展開を80ヶ国まで広げる予定だ。全長は4295mm。4111mmのジューク、4377mmのデュアリスのあいだである。

    ジュークとデュアリスに比べるとボディのエッジが立っているのが特徴であり、わたし自身はかなりかっこいいと思っている。フォードエコスポーツと比較するとなおさらだ。

    ほかのメーカーを見渡すと、ホンダHR-Vやジープレネゲードが主だったライバルといえようか。ブラジルにおけるキックスの価格は£21,000(277万円)。税金の高さが理由である。

    キックスという名前も身軽さを表していると思う。ルノーと日産が共同開発したV-プラットフォームを用い、リアのツイスト・ビーム等は専用の設計となっているそうだ。

    駆動方式はFFのみで、ほとんどのマーケットが120psを発揮する1.6ℓの自然吸気ガソリン・エンジンを搭載するだろう。ちなみにブラジルには115psのものも用意されている。

    ギアボックスは5速マニュアル・ギアボックスとCVTも用意されるようだ。‘アクティブ・ライド・コントロール’ と名づけられた可変ダンパーも設定される可能性がある。

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