メルセデス・ベンツAクラス・サルーンを計画中

公開 : 2016.12.23 04:40  更新 : 2017.06.01 00:32

たびたび噂に上ってくるメルセデスのアウディA3サルーンのライバルがいよいよ現実味を増してきた。

まもなく発表が予定されている第2世代のCLAと、フェイスリフトがされた第4世代のCクラスの間に位置するエントリー・レベルのサルーン・モデルをメルセデスは計画している。この4ドア・サルーンはアウディA3サルーンのライバルとして用意されるものだ。

エンジンは、ガソリンに加え、ディーゼル、ハイブリッドの4気筒が設定され、中国や北米市場をターゲットしているという。また、メルセデスの近くのサプライヤーは右ハンドルも用意されていることを認めている。

もちろん、メルセデスはその存在を公式に認めていないが、AUTOCARでは2018年の末にはショールームに届けられるとみている。つまり、第4世代のAクラスと同じ時期となる。

第2世代のMFAプラットフォームを使用するため、Aクラス、Bクラス、CLA、CLAステーション・ワゴン、そしてGLAと基本アーキテクチャーは同一だ。

新しいAクラス・サルーンのサイズについては秘密に覆われているが、第1世代のCLAの全長4630mm、全幅1780mmよりも大きくなると思われる。BMW 1シリーズ・サルーンの全長、全幅が4456mm、1803mm、A3サルーンが4450mm、1795mmであるから、それとほぼ同等の大きさになると予想される。

また、このAクラス・サルーンには2つのホイールベースが存在することをAUTOCARは掴んでいる。標準的なホイールベースは、中国を除く市場で、そしてロング・ホイールベース・バージョンは主に中国市場で販売される。

エンジンは、最新の2ℓガソリンのM264と、2ℓディーゼル・ターボのOM654の2つがメイン。また、ルノー日産アライアンスの持つ1.6ℓ4気筒ガソリン・ターボと、1.5ℓ4気筒ディーゼル・ターボが搭載される可能性もある。更に、2.0ℓ4気筒ターボで410ps程度のAMGバージョンも用意されるかもしれない。加えて、M264ガソリン・ユニットとモーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドも設定される予定。

ギアボックスは9速デュアル・クラッチが標準で、6速マニュアルも設定される。この9速デュアル・クラッチは現行の7速デュアル・クラッチ同様に、メルセデス・ベンツ社内での生産となる。

エンジンが横置きとなることから、パッセンジャー・スペースおよびブート・スペースには余裕が出来ることから、一つ上のCクラスと同等の広さが確保されるという。

まだ、詳細の多くが不明だが、メルセデスのハンガリーのケチケメート工場、北京汽車とのジョイント・ベンチャーの北京工場、そして日産・インフィニティのメキシコ・アグアスカリエンテス工場で生産が行われると思われる。

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