装備も充実している。ステアリング・ホイールは革巻きで、フロント・シートのヒーター、5.0インチのカラー・ディスプレイ、そしてアルミ・ホイールが標準装備。

インフォテインメント・システムは備わっていないが、スマートフォンにフォルクスワーゲンが提供するアプリをインストールし、ダッシュボード上部のドッキング・ステーションで接続すれば、ナビゲーションやオーディオとして使用できる。また、車外からも充電のコントロールや車量情報の確認が可能だ。

適切で機敏なハンドリングや優れた乗り心地を備えるe-Up!の走りはなかなか楽しいが、クイックなステアリングはフィードバックが十分ではない。

ブレーキ・ペダルのフィールは、多くのEVやハイブリッド車がそうであるように、特段スムーズではないが、回生ブレーキの働きは良好で、シフト・セレクターでのコントロールもしやすい。

ドライビング・モードはノーマルに加え、電力消費を抑えるエコとエコ・プラスを設定。これらは、パワーや電装系の作動を制限することで、航続距離を延長する。