メルセデス・ベンツCLS63 AMG シューティング・ブレーク

■どんなクルマ?

メルセデスの新しいシューティング・ブレークのトップ・モデルであり、セクシーなCLSのエステート・モデルでもある。その4ドア・モデルと同様に、その心臓にはAMGの5.5リッター・ツインターボV8を搭載する。ヨーロッパ仕様では標準で518bhpだが、英国仕様は550bhpというスペックを持つ。ギアボックスは、スピードマティックMCT-7が組み合わせられ、燃費は9.9km/lをマークする。

標準ではトップスピードはリミッターで250km/hに制限されるが、0-100km/hは4.3秒をマークする。

AMGの可変式ライド・コントロールは、スポーツ・サスペンションに標準だ。AMGは通常のCLSに対して56mm広いフロント・トレッドを持ちコンベンショナルなスティールのスプリングが組み合わせられ、リアはセルフレベリング機構を持つエア・スプリングを持つ。

エクステリアはいわゆる普通のAMGルックで、専用のラジエーター・グリルやボンネット・デザインを持つ。

インテリアは、スポーツシートが採用され、ブラック・ピアノ・ラッカー・トリムと、ナッパ・レザーの3スポーク・ステアリングが装備される。

■どんな感じ?

AMGのツインターボV8は、このクルマの重さの根本的な重さをカバーする根本的な解決策だ。他のAMGモデルと同様、7速ミッションを持つが、ステアリングに付けられたパドルを積極的に使えばパワフルなドライビングが可能だ。

デフォルトのコンフォート・モードではけだるいスロットルレスポンスを見せるが、それでもスタンディング・スタートなどではバリトンのサウンドと共に、圧倒的なパフォーマンスをもたらす。スポーツ・モードにすると、更にレスポンスは向上し、CLSよりも85kg重いシューティング・ブレークの車両重量をものともしないパワーを見せる。

問題は、AMGのライド・コントロールだ。大部分のAMGモデルと同様、標準的な19インチ・ホイールのモデルでさえ、その最も柔らかいセッティングにしても道路の路面状況の悪い英国国内では厳しい。脊髄に相当のしなやかさを求められるものだ。しかし、その反面、その機敏さは、AMGシューティング・ブレークの魅力であるにも違いない。安定した路面では、本当に元気の良い安定したシャシー性能を示してくれるのだ。

■「買い」か?

暴力的なシューティング・ブレークのパフォーマンスは、国境を横断するようなドライブをするには最適だ。そして、AMGの63世代を代表するようなクルマでもある。

CLS63 AMG シューティング・ブレークは、E63エステートに比べれば限られたロードスペースで充分で、ギアボックスの重々しさと、乗り心地の硬さを我慢できるのであれば、最適な1台ということができるだろう。

(ニック・カケット)

メルセデス・ベンツCLS63 AMG シューティング・ブレーク

価格 83,030ポンド(1,100万円)
最高速度 250km/h
0-100km/h加速 4.3秒
燃費 9.9km/l
CO2排出量 235g/km
乾燥重量 1955kg
エンジン V型8気筒5461ccツインターボ
最高出力 550bhp/5250rpm
最大トルク 81.6kg-m/2000rpm-4500rpm
ギアボックス 7速オートマティック

 
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