アバルト595コンペティツィオーネはホットハッチ未満か ルーテシアR.S.との実力差は?

公開 : 2017.03.08 19:37  更新 : 2017.05.29 18:23

■どんな感じ?

実にエネルギッシュだ。キーを捻ると、1.4ℓターボは勢いよく目を覚ます。その強烈さは、このサイズのクルマには似つかわしくないほどだ。

50km/h以下では、わずかにスロットルを開けただけでもアバルトらしい盛大なノイズが発せられ、周囲から冷ややかな視線を向けられそうだ。市街地を離れても、匿名性を求めるなら敬遠したくなるようなホットハッチである。

ありがたいことに、試乗のメイン・コースはひと気のない北ヨークシャーの荒野に囲まれた道だ。そこでは人目を気にせず、180psを思う存分発揮できる。

右足を踏み込むと、多少のターボ・ラグこそあるものの、3000rpmを超えれば激烈な加速を見せる。その熱烈さは、これよりパワーはあるが大きく重いミニ・クーパーSには足りないものだ。

実際、0-100km/h加速6.7秒/最高速度230km/hというデータは、われわれのお気に入りであるフォード・フィエスタST200と同等のパフォーマンスを、少なくとも直線では披露することを示している。

ただし、アバルトが気にすべきはそこではない。以前595が真のドライバーズカーたりえないと判断したのは、アジャスタビリティの欠如によるところだったからだ。われわれは根に持つタイプである。

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