価格1億円前後? アウディ、499台限定の新型V8スーパーカー『ヌヴォラーリ』発表(2) 開発期間わずか1年2か月で、新デザイン言語導入
公開 : 2026.06.06 07:25
アウディがR8の後継となる新型スーパーカー『ヌヴォラーリ』を発表しました。ランボルギーニ・テメラリオを共通のV8ハイブリッドを採用し、合計1001psを発生。新たなデザイン言語を導入しています。
F1の技術を応用したコンポーネント
アウディの新型ヌヴォラーリは21インチホイールを装着し、フロントに255/35、リアに325/30のブリヂストン・ポテンザ・レースタイヤを履いている。
カーボンセラミックディスクを備えたブレーキバイワイヤ・システムは、エネルギー回生機能と連動するように設計されている。フロントアクスルには420 x 40mmのディスクと10ピストン固定キャリパーを、リアには410 x 32mmのディスクと4ピストンキャリパーを装備する。

アウディによれば、このブレーキの冷却システムは通常のカーボンセラミックブレーキと比較して放熱性が最大21%向上しており、F1マシン並みの減速負荷に対応できるという。
ヌヴォラーリはスペースフレーム構造をベースとし、アウディの市販車としては初めてカーボンファイバー製の外装パーツを採用している。ほとんどのコンポーネントはF1マシンと同様に、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で作られている。
各パーツは成形された後、高圧・高温下で硬化処理される。このプロセスにより、重量を最小限に抑えつつ構造性能を最大化できるとされている。高温にさらされる車体の一部には、耐熱素材が使用されている。
空力にこだわったエクステリア
エクステリアは空力性能を追求して設計され、フロントスプリッターや印象的なリアディフューザーを備えている。アウディF1チームのドライバーであるガブリエル・ボルトレト氏とニコ・ヒュルケンベルグ氏が、空力開発の微調整に向けたフィードバックを提供したとされる。
アクティブエアロダイナミクスもF1から派生した技術で、ダウンフォース、抵抗、空力バランスを調整できる。アクティブリアウィングには、「クローズ」、「低ダウンフォース(LD)」、「高ダウンフォース(HD)」の3段階の設定がある。

ブレーキ冷却とモーターの熱管理を強化する大型エアインテークに加え、高速走行時にダウンフォースを増加させ、パワートレインへの冷却効果を高めるSダクト(F1で採用された技術)も装備されている。
ダイナミック、ダイナミック+、トラックの各ドライブモードでは、リアウィングは自動で動作し、直線区間では最高速度を引き上げるためにLDポジションに切り替わる。さらにウィングを低くする手動選択式のドラッグリダクションシステム(DRS)も備わっている。ブレーキング時には、ウィングは自動的にHDポジションに調整され、このモードでは400kg以上のダウンフォースを発生させることができるという。
ヌヴォラーリの車両重量については明言されていないが、カーボンファイバー製ボディとアルミニウム製フレームを採用しているため、乾燥重量1690kgのテメラリオよりも軽量になると予想される。


























