クルマのテスト・ドライバー、どんな1日? 英国版の編集長がホンダ・シビックで体験

公開 : 2017.04.02 10:00  更新 : 2017.07.03 14:05

テスト・ドライバーって、何となくは想像できるものの、実際にどんなことをしているのでしょう。英国版AUTOCAR編集長のスティーブ・クロプリーが「職業体験」してきましたよ。

いきなりですが、テストは「時間勝負」です

ベッドフォードシャーから続いた道路工事の影響で、ミルブルックにあるテスト・コースに着くのが遅れてしまった。テスト・ドライバーとしての一日を過ごすうえで、ボスの機嫌を損ねてしまったら大変だ。

マネージャーを務めるエド・ラスフォードは快く迎えてくれたが、明白だったのは「新車開発に取り組むなかで時間は貴重。一刻のムダ遣いも許されない」ということだ。顔に書いてあった。

わたしの人生のなかでテスト・ドライバ-はずっと興味のある職業だった。

幼少期、同級生がスペースシャトルのクルーを夢見ていたとき、わたしの夢はテスト・ドライバーだったし、だれも座ったことのない発売前のクルマのコックピットに座れるだなんて、考えただけでドキドキする。

何kmも走って、ああでもないこうでもないというトライ&エラーが新車開発に活かされるのは非常に光栄なこと。それから運転。仕事中ずっと運転していられるというのも素晴らしい。

そんなテスト・ドライバーになれるというチャンスが巡ってきたのは数週間前。

舞台はヴォグゾールが1970年にオープンした全長3.2kmのオーバル・コース。160km/hで手放し運転もできるようなコースだ。3年ほど前にGMの所有となり世界中の、多岐にわたるテストにも対応できるような環境が整備されている。

企業向けの施設なのかと問われれば、答えはNO。個人の抱えているトップ・シークレットなもくろみにも対応できるだけの広さを兼ね備えている。