トヨタ・プリウスPHV 技術に反して動的性能△ ゴルフGTEやBMW 330eに軍配

公開 : 2017.04.25 12:00  更新 : 2021.01.28 18:21

乗り心地も△ 装備は◯

一方、乗り心地は改善されている。これはリアの新しいダブル・ウィッシュボーン・サスペンションと低い重心高の貢献が大きい。

後者は、コーナーでその効果を顕著に感じられる。ロールはうまくコントロールされ、ハンドリングは概ね良好だが、15インチ・タイヤでは気分が高揚するような感覚は得られない。

ただし、ひどいバンプを越えると身震いし、フワフワとした揺れが収まりにくい。

また、室内はバッテリー拡大の影響で、後席が2座となり、荷室は通常のプリウスより狭い。

それ以外は見慣れたレイアウトで、インフォテインメント・システムのタッチパネルの配置はゴチャついた印象もあるものの機能は満載だ。

英国で言うところの「ビジネス・エディション・プラス」はベーシックな仕様だが、ナビゲーション・システムやデジタル・ラジオ、オートライトやヘッドアップ・ディスプレイも標準装備。

トップ・グレードのエクセルは£31,395(441万円)で、オート・ワイパーや自動駐車機能、前後パーキングセンサー、レザー・トリムや上級版オーディオなどが追加される。

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