マツダ「CX-8」を年内発売 3列シートの新型SUV 300万円台前半〜

2017.04.28

オルタナティブプレミアム(もうひとつのプレミアム性)

CX-8のインテリア写真を見ると、北米で発売中のCX-9よりもスロープしたDピラーや独立した2列目シートに目を奪われがちだ。

しかし見逃してならないのは、最上位SUVという位置づけにしては、車内空間をラグジュアリー性一辺倒にしていない点である。

これは、北米で好評のCX-9に取り入れられた「オルタナティブプレミアム」という考え方に沿ったものであることを知ってほしい。

マツダが出会ったことのないカスタマーに向けて

新型CX-8は、国内向けSUVのフラッグシップであり、これまでマツダが出合ったことのない客層に向けた新商品だ。そうした大型のSUVに魂動デザインを適用するにあたり、マツダが取った方向性が “おごそかで品格のあるプレミアム” という新基軸である。

これは、無駄を削ぎ落すという美意識を込めたもので、加飾や派手な造形にたよらないプレミアム性、奇抜さよりも深みを重視したデザインを、大型SUVの顧客に問うものである。

さて、海の向こうで受け入れられたこの価値観。日本の皆様にはCX-8のインテリアはどう映るだろうか?

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