テスラ・モデルX、遂にデビュー

公開 : 2013.01.15 18:01  更新 : 2017.06.01 01:44

デトロイト・モーターショーで、テスラモデルXが遂にデビューした。このテスラXは、ポルシェ911より速い0-100km/hのタイムと、1チャージで435km走ることができる電気自動車だ。

モデルXは、丁度1年前にオンラインでデビューしたが、それから若干の変更を受けている。テスラはこのモデルXが、今年中に生産が開始されるとしている。

「われわれにとって最も重要なモデルである」と、テスラのチーフ、エロン・ムスクは語っている。「ミニ・バンよりもユーティリティに優れ、SUVよりもパフォーマンスに優れる。」と。

モデルXは、そのアーキテクチャーの60%をモデルSと共有するが、その重さは2t未満で、モデルSより10%ほど重いだけだ。その重さは、モデルXの航続距離のために増えたもので、実際に同じバッテリーを備えたモデルSよりも10%多いという。

バッテリーは60kWhと85kWhがあり、それぞれ航続距離は338kmと435kmだ。そのバッテリー・パックは重心を下げるために床に装備される。

そのパフォーマンスは0-100km/hが4.4秒。これはポルシェ911の4.6秒よりも速い。ムスクは、さらに速いパフォーマンス・モデルがあることをほのめかしている。

モデルSが後輪駆動だったのに対し、このモデルXは4WDだ。それぞれのアクスルにモーターが取り付けられている。

また、モデルXは、特徴的なファルコン・リア・ドアを持つ。そして、7人分のシートと彼らの荷物を収めるに十分なブート・スペースが与えられる。

インテリアは17インチ・タッチスクリーンが装備され、オプションではパノラマ・フロントガラスが用意される。

価格は、50,000ドル(444万円)から90,000ドル(799万円)まで。カリフォルニアのフリーモント工場で生産される予定だ。

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