BMW M3 コンペティション・パッケージ試乗 マイナーチェンジの成果は?

公開 : 2017.08.08 11:43  更新 : 2017.08.08 13:02

■どんな感じ?

まずはiDriveシステムをチェック

BMWのiDriveシステムは、魅力的な刷新されたグラフィックスと簡潔でわかりやすいメニューの導入とともにアップグレードされた。

このインフォテイメントシステムは、自動車に搭載されるものの中で最もユーザーフレンドリーであり、ベストなもののひとつであろう。

センターコンソールに位置するロータリー式のコントローラーは、運転中に操作する際に、タッチスクリーンに比べて簡素で扱いやすい。

コンペティション仕様の内装の印象

M3のキャビンは居心地のよい空間であるが、テスト車の仕様はカーボンファイバートリムとツートーンのレザーが施されており、旧モデルの3シリーズに乗っているのではないことを明確に認識できる。

コンペティション仕様では、ランバーサポートが排除され、長距離ドライブにはきついが、シートポジションは、パーフェクトである。

この2018年モデル、シャシーにもBMWがテコ入れを行ったことは間違いない。見ていこう。

F80のなかでベストなシャシー

端的に言って、このM3コンペティションは、これまでに導入されたもののなかでベストのF80である。しかも僅差ではない。

初期モデルは、車体コントロールの欠如により、郊外で飛ばすにはあまりにも恐ろしいクルマであったし、中期モデルは多少改善しているが、それでも油断大敵であった。

この最新モデルは、全体的に締まりが増している、旧モデルのM3コンペティションと比べてでもある。

ここからが本番だ。徐々にペースをあげながら見ていこう。

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