「エヴォーラGT430」 最後にして最強のモデルを試乗 ロータス

公開 : 2017.10.27 11:40  更新 : 2017.10.27 15:35

ウォッシャー液のボトルも軽量化の対象

スポーツ410に比べて36kgの軽量化を実現したのは、以前にも増して、非常に多くのカーボンファイバーがボディワークに投入されているから。ウォッシャー液のボトルさえも、軽量化の対象である。

追加された空力パッケージで最も目を引くのは、250kgのダウンフォースを発生する巨大なリアウイングであろう。

この空力パッケージは、あまりにも特化した機能にフォーカスしているゆえ、そこまで必要ないユーザーのために、ロータスは求める効果を緩め、ウイングを廃した「スポーツ」バージョンを用意しているのも特徴だ。

また、オーリンズ製のレーシングカー向けのサスペンションには、スポーツ410のそれに比べて、フロントで47%、リアで20%固められたスプリングが組み合わされる。手動で「ロード」と「レース」ふたつの仕様を選択できる。

ロータスはエヴォーラGT430の導入にあたって、スーパーカーとしての必需品である、新型のアルミ・ホイール、トルセンLSD、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2タイヤ、APレーシング製ブレーキ、GT4レーシングカー向けのトラクション・コントロール・システム、そして、エキシージ380由来の改良型6速マニュアル変速機を、このクルマに搭載した。

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