ドライバーズカー選手権2017(1) ノミネート11台 審査員を紹介

公開 : 2018.01.01 15:40  更新 : 2021.03.05 21:38

AUTOCARの評価軸は、どんなクルマであろうと「運転して楽しいかどうか?」です。それを選ぶのが「ドライバーズカー選手権」、通称「ハンドリングデイ」と呼ばれています。ことしノミネートされた11台は? 審査員もご紹介。

もくじ

どんな状況でも十分に楽しくあるべき
2017年BBDC ノミネート車両 11台
2017年BBDC 4名の審査員

どんな状況でも十分に楽しくあるべき

イングランドのカッスル・クーム・サーキットを舞台にしたBBDC(Britain’s Best Driver’s Car:イギリスのベスト・ドライバーズカー)コンテストは、3年ぶり。

通称「ハンドリング・デイ」として知られた、ドライビング・イベントでもあり、25周年を迎えていた。その時は、フェラーリ458スペチアーレが栄光を勝ち取っている。

このサーキットは、3年前も、そして恐らく今も、イギリスの中で最もスピードの出しやすいコースで、年季の入ったコーナーや起伏、バンプなどがあり、市販車にとってはかなりチャレンジングな場所だと言える。

またサーキットのあるウィルトシャー州を横断する道路も同様。起伏に飛んだ難しい地形を、納得のいくスピードでこなすことができるなら、そのクルマはどの道においても、良い評価を得るだろう。

真冬も目前となった11月、ひんやりとした空気を時折差し込む日差しが温めてくれるが、このようなドライビング・コンテストにとってはつらい天候の中で、われわれはこの場所に戻ってきた。

日常的に運転しているなら出くわすであろうコンディションで、クルマはその状況でも十分に楽しい存在であるべきだ、というのがAUTOCARの揺るぎない評価軸だ。英国では、心地よい太陽の光を浴びながら、休日にドライブできる機会は、実際のところ、それほど多くはないのだから。

これまで、われわれはその年のベストカーと、毎年ではなかったが、前年の最優秀車を選んできた。2016年を代表するポルシェ911というと、911RとGT3とで迷うところだ。

これから幾つかのクルマを紹介するが、この1年間でリリースされたクルマの中でもベストとなる候補たちを、今回のために集めた。この中から、臆することなく、今年の1台を選びたいと思う。

まずはノミネート車種11台と、審査員を紹介しよう。

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