いるか？　いらぬか？　コンフォート

でもちょっと待て。この“コンフォート”とあるのはナ二？　ということで、そのパドルスイッチを押し下げてみる。

変化はドラマチックというほどではないけれど、この先さらに何時間か乗り続けないといけないことを考えるときわめて重要。ブリヂストンRE070の感触は相変わらずタダモノじゃなくてナイアガラ瀑布がその勢いをワザと押し殺してるみたいだけど、でもクルマの動きが道路の凹凸に影響されまくることはもうない。 　

のんびり走って2分。サスペンションのセッティングはコンフォート。ここでひとつ、スロットルペダルをフロントバルクヘッドのほうへと踏み込んでみる。と、ギアボックスは6速から2速へのギアチェンジを実行。

このスムーズさと素早さ、人間ワザのレベルをはるかに超えている。かなうヤツなんてひとりもいない。でもって、クルマがアスファルトを噛み始める。GT-Rをのんびり走らせるのはもう終わり。二度とやらない。たぶん。

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