ルノー 「運転好きが満足する」自動運転とは シンビオズを例に 試乗も

公開 : 2018.01.27 11:40  更新 : 2018.01.27 11:50

レベル4の自動運転 制御の実際

デモカーには4つのシートが配されるが、運転席は自動運転モードを起動させると「ゼロ・グラビティ」ポジションとなり、ダッシュボードの前から移動してリラックスしながらの移動を可能にしている。

さらにはUbisoft(別欄参照)が開発したソフトウェアで機能する仮想現実ヘッドセットまで装備されている。

レベル4の自動運転では車載センサーとカメラ、及びフランスの高速道路会社であるSanefが50kmのテストコース上に設置した5基のアンテナからの情報に基づき運転操作が行われる。

これらのデータをトムトムHDの高精細地図情報と照合することで、クルマの位置と障害物の検出を行うのだ。

ルノーによる初期の自動運転では、同様の設備が整った道路上でのみレベル4が提供されることになるだろう。

シンビオズの量産計画はないものの、ルノー・グループの「Drive the Future」プログラムのもと、ルノー-日産-三菱アライアンスでは2022年までに8つのEVモデルと12のEVバージョンを発売する予定であり、さらに15車種にはレベル2からレベル4の自動運転システムが装備される。

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