XBEE(クロスビー)試乗 価格/パッケージ/燃費対策を評価

公開 : 2018.01.20 19:10

スズキ・クロスビー4WD車に試乗! 見た目はカワイイけれど、中身はハイト系の実践型。しかもSUVならではの悪路対応力も。画像ギャラリーとあわせてご覧ください。

もくじ

どんなクルマ?
ソリオ/イグニスとパッケージ比較

どんな感じ?
1.0ℓ3気筒ターボ ぐいぐい加速
6ATを検証
シャシー/4WDシステムの話

「買い」か?
車内の広さ/安全装備 「買い」なのか?

スペック
クロスビー・ハイブリッドMZのスペック

どんなクルマ?

ソリオ/イグニスとパッケージ比較


クロスビーの綴りは「XBEE」。ネットスラング的には「X兵衛」と書き出して「じゅうべえ」とか「くろべえ」なんて読ませるのもアリかもしれない。もちろん、侮辱しているのではない。そういった愛称を付けたくなるような親しみを感じさせるクルマなのだ。付け加えるなら何も外観の事だけを言ってるのではない。中身も走りもとてもフレンドリーなのである。

シャシー設計はイグニスやソリオをベースにしているが、興味深いのはパッケージングだ。車体寸法は全長3760mm×全幅1670mm×全高1705mm、ホイールベース2435mm。全高/全長比は約0.45であり、これはソリオとイグニスの中間の値。ジュークは約0.38であり、SUVではかなり背高パッケージングを採用する。カタログ室内長はソリオに比べると340mm短いが、これはソリオがメーターをインパネの奥まった所に置くアウトホイールメーターを採用しているため、メーターフードから後席バックレストで計測するカタログ室内長は30cmくらい長くなる。ペダルから後席ヒップポイントまでの有効室内長ならクロスビーはソリオと同等と考えていいだろう。


つまり、外観の印象はキュートな趣のSUVだが、パッケージングを見るとユーティリティ志向のハイト系であり、SUVの悪路対応力と合わせればアウトドア志向のレジャーワゴンが成立する。カワイイ系のキャラ売りモデルのように見られやすいが、中身は実践力重視の真面目なクロスオーバーSUVと考えるべきだ。

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