DS 7クロスバックに試乗 内装はフランス流、一方で価格高 推奨むずかしく

公開 : 2018.02.06 10:40  更新 : 2022.04.23 12:04


どんな感じ?

テクノロジーが生み出す上質な乗り心地

DSブランドのクルマとしてまず触れておきたいところは、全体的に乗り心地がとても良いという点。

ボディロールは非常に良くコントロールされている。スタビリティの高さも兼ね備えているものの、妙に重たいステアリングが包み隠してはいるが、アジリティの面では若干犠牲になっているようだ。

アクティブ・サスペンションはエントリーレベルのエレガンス以外は標準装備。と言っても、1955年の初代DSが搭載していたハイドロニューマチック並の斬新さはない。

しかし、路面を読み取るカメラを搭載することで、全般的に良く機能している。カメラのレンズはバックミラーの後部に取り付けられ、加速度を含む様々なセンサーと連携し、ECUにデータを提供。読み取った地形に合わせて、5m毎にアダプティブ・ダンパーを最適な状態に予め調整する。

これはコンフォートモードでのみ機能するのだが、波を打ったような凹凸のある路面において、乗り心地を悪化させる傾向があるようだが、ほとんどの場面において、乗員を荒れた路面や走行音から見事に隔離してくれる。極めて価値のあるオプションだと感じた。

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