フォルクスワーゲンID.3などがライバル リープモーターB05に高性能バージョン『ウルトラ』登場 244psの後輪駆動ハッチバック

公開 : 2026.04.30 07:05

ステランティス・グループのEVブランド『リープモーター』は、新型ハッチバック『B05』のハイパフォーマンス版として『ウルトラ』を追加しました。最高出力244psのリアモーターを搭載する後輪駆動ハッチバックです。

標準モデルは欧州にも導入

ステランティス・グループに属するEVブランド『リープモーター』は北京モーターショーで、電動ハッチバック『B05』の新たなハイパフォーマンス版として『ウルトラ』を公開した。出力向上などのアップグレードを特徴とする新シリーズの先駆けとなるものだ。

B05は中国では『Lafa 5』として知られ、フォルクスワーゲンID.3などのライバルとして欧州市場にも投入される。今回のウルトラバージョンが欧州に導入されかどうかは現時点では不明だ。

北京モーターショーで公開されたリープモーターB05ウルトラ(Lafa 5ウルトラ)
北京モーターショーで公開されたリープモーターB05ウルトラ(Lafa 5ウルトラ)    AUTOCAR

中国市場向けのLafa 5ウルトラは、リアに搭載された電気モーターの最高出力が標準モデルの218psから244psへと大幅に向上している。0-100km/h加速タイムは5.9秒。リープモーターによると、モーターのレスポンスを高めて運転体験を向上させたという。

バッテリーは2種類あり、56.2kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーは航続距離500km、67.1kWh仕様の航続距離は600kmとされる。数値はいずれも中国のCLTCテストサイクルに基づくものだ。

中国価格は約320万円と予想

車高は標準モデルの1810mmから1510mmに低くなり、車両重量は1665kgに軽量化。前後50:50の重量配分を実現しているという。

エクステリアには、フロントスプリッター、彫刻的なボディワーク、リアウィング、ハンコックのパフォーマンスタイヤを装着した19インチホイールなど、専用デザインが採用されている。インテリアも新しいスエード調のスポーツシートが装備されるなど、洗練性を高めている。

標準モデルのリープモーターB05
標準モデルのリープモーターB05    リープモーター

Lafa 5 Ultraの中国での価格は約1万5000ポンド(約320万円)からとなる見込みで、標準モデルのベースグレードの1万600ポンド(約230万円)と比較すると割高だ。

AUTOCARの取材によると、「ウルトラ」バージョンはリープモーターの他のモデルにも展開される可能性があるようだ。標準モデルのB05は今後数か月以内に欧州および英国市場に投入される予定だ。

ステランティスの傘下にあるリープモーターは現在、中国だけでなく欧州での事業拡大にも力を入れている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事