ジャガーI-PACEファーストエディション 高評価なデザインや走行性能 英国価格も判明

公開 : 2018.03.13 11:10  更新 : 2018.03.13 11:48


印象に残る、精度と正確性の高さ

サスペンションは、通常のスチール製のコイルスプリングとアンチロールバーが装備される。重心が低いから、それほどコントールに神経質さは求められないだろう。エアサスペンションの場合は、90mm以上の幅で車高の調整が可能で、高速に反応するシステムがボディロールを適切に制御する。

グリップ力は、摩擦力の高い空港の舗装なので不満はない。コーナー途中でスロットルを放してもラインにピタリと吸い付き、特に回生制御を最大にしていると、その振る舞いはシャープなようだ。

I-PACEには標準モデルとして、S、SE、HSEの3段階のグレードが設定され、政府からの補助金適用前の価格は6万3495ポンド(952万円)から7万4445ポンド(1117万円)とアナウンスされている。ただ、われわれの目の前にあるファーストエディションは、特別塗装のボディに加えて、装備なども専用となり、価格は8万1495ポンド(1222万円)のモデル。今後1年間生産される予定となっている。

このクルマにはさらに、デーブ・ショーがハンドリング性能を追求したとする、オプションの22インチホイールが装備されていた。

オーストリアのグラーツにあるマグナ・シュタイヤー社が請け負うが、生産は始まったばかり。今年の夏までに、I-PACEがショールームに並ぶことは難しいだろう。

わずか5分のギュッと凝縮されたテストドライブだったが、わたしが受けた印象をまとめると、精度と正確性の高さだった。

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