フェラーリ812スーパーファスト試乗 マラネロのフラッグシップ 異次元のパフォーマンス

公開 : 2018.03.21 07:40


極めて鋭いハンドリング特性

かと言って、荒れた路面の郊外の道を熱狂的に飛ばしたとしても、リスクにさらされる可能性も低いだろう。

812の乗り心地とハンドリングは、スピードを上げていくほど、路面の凹凸に対して柔軟性は増していく。しかし、サスペンションをもっとも柔らかい設定にしても、神経を使うような硬さは変わらない。

フロントには極めて太いタイヤを履いているが、ステアリングの持つダイレクトさは場所を選ばず、適正なステアリングホイールの重さと中心付近でのスタビリティの高さで、確実なハンドリングが可能。

さらにリアサスペンションは横方向の剛性に優れたもので、鋭いハンドリング特性を生んでいる。フロントタイヤとは異なり、ステアリングの切り始めで同じ凹凸を超えた時などでは、リアタイヤの上下動がボディを少しムズがらせる。

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