プジョーのベストバイ発見? 新型『308GTハイブリッド』はデザインの進化だけでなく、全体に熟成感あり ライバルは身内のステーションワゴン

公開 : 2026.08.14 11:45

5月15日に発売された、新型『プジョー308GTハイブリッド』を編集部ヒライが取材します。今回は約1200kmを走行することができ、デザインの進化だけでなく、全体的な熟成も感じることができました。

刷新されたエクステリアデザイン

有り難いことに、現行プジョーのラインナップは全グレードではないものの、基本的には全車乗らせて頂いている。しかしそんな中で、個人的なベストバイを見つけてしまったかもしれない。それが今回取材した5ドアハッチバックモデル、『プジョー308GTハイブリッド』だ。

こちらはマイナーチェンジを受け、5月15日に日本でも発売されたモデル。その大きなポイントは、刷新されたエクステリアデザインだ。

マイナーチェンジを受けた新型『プジョー308GTハイブリッド』を取材。
マイナーチェンジを受けた新型『プジョー308GTハイブリッド』を取材。    平井大介

これまで採用していた長い爪のような上下に伸びる細長いライトがなくなり、その代わりにライオンの爪痕をモチーフとしたライトシグネチャーが、フロント左右方向に広がるのが特徴だ。その中心に位置するプジョー・エンブレムは、ブランド初の発光タイプとなった。

また、ヘッドライトはライトシグネチャーの下に独立して装着され、バンパーにはタイヤへと繋がるエアダクトを新設した。リアまわりでは、バンパー下部のクローム処理をブラック塗装へと変更。新デザインの18インチアロイホイールにも注目だ。

取材車のボディカラーは、『ラゴアブルー』と呼ばれる新色。ポルトガル南部の大西洋に面した美しい海岸都市『ラゴア』に着想を得た色で、『透明度の高いビーチと自然が織りなす壮大な風景を思わせる、深みと鮮やかさを兼ね備えた色調が特長』とのこと。

個人的にベストバイだと思ったのは、まずはこのボディカラーが大きく、取材期間中は毎日「いい色だなぁ」と感心。元々ターコイズのような色が好みということもあるが、ブルーにもグリーンにも見える絶妙な色合いは、フランス・デザインの面目躍如だと感じた。

パワー感や走りの余裕は308に軍配

308GTハイブリッドのボディサイズは、全長4420mm、全幅1850mm、全高1475mm、ホイールベース2680mm。車両重量は1430kgとなっている。実はこれこそが、静岡県東部在住の筆者にはベストサイズだ。

同じプジョーで言えば、2008は全高が機械式駐車場に収まる1550mmを超えてしまったのが惜しく、408、3008、5008、リフターは自宅周辺の狭い路地で若干持て余す大きさ。そういった意味でコンパクトな208は魅力的だが、ベストバイにならなかった理由はエンジンスペックにあった。

1.2L直列3気筒ターボ+モーターのマイルドハイブリッドを搭載。
1.2L直列3気筒ターボ+モーターのマイルドハイブリッドを搭載。    平井大介

308のパワートレインは、最近のステランティス系ではお馴染みとなる1.2L直列3気筒ターボ+モーターのマイルドハイブリッド。スペックはエンジンが136ps/230Nm、モーターが15ps/51Nmとなるが、208GTハイブリッドでは前者が100ps/205Nmに留まる。

208の車両重量は1230kgと308より200kg軽いのものの、高速道路を中心に長い距離を走っていると、パワー感や走りの余裕という点ではやはり308に軍配があがる。

つまり、自宅周辺の道が狭く、長距離はそれなりに乗ることが多く、様々な出張先で機械式駐車場を使用することも多い筆者にとって、308GTハイブリッドはちょうどいい1台と言えるのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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