ポルシェ911 GT3 RS ニュル北コース 6分56秒4でラップ

公開 : 2018.04.20 20:45

2名のドライバー 4周ずつアタック


ポルシェのモータースポーツおよびGTカー担当副社長であるフランク=シュテッフェン・バリサー博士は「新しい911 GT3 RS以上に、レーシングカーに近いポルシェの市販モデルは存在しません。911 GT3 Rにも採用されている多くの革新的なアイデアが、トップレベルのモータースポーツから取り入れられています。これはポルシェGTモデルのフィロソフィーにおける典型ともいえます。もっとも高度なテクノロジーは人々を熱狂させるだけでなく、有効である必要があります。このような点を鑑みれば、ノルドシュライフェ以外でわれわれの思想を試す機会はないと思います」と話している。

今回のタイムアタックでは、ポルシェの開発ドライバーであるラース・ケルンも、エストレとGT3 RSのコックピットをシェアしていた。

これに関して、GTモデルラインの開発責任者、アンドレアス・プロイニンガーは、次のように話している。


「2名のドライバーがそれぞれアタックした4周のラップタイムはすべて7分を切り、全周回でのタイム差はわずかコンマ数秒でした。これは単にGT3 RSがパワフルなだけでなく、極限におけるドライバビリティが優れていることの証明です。適度なエンジンパワーとともに全てのシステムが完璧に統合されていれば、非常にダイナミックなパフォーマンスを発揮することは可能なのです。ドライバーはとっては、数千にも及ぶ部品で構成される車両がまるでひとつのパーツであるように感じることが重要で、これらこそがGT3 RSがもっとも優れている点なのでしょう。今回、わたしがもっとも喜ばしかったのは、ラースとケヴィンがドライビングを楽しんでいたことですよ」

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