アストン マーティンDB7 中古車を購入 価格や維持費、故障は?

公開 : 2018.05.20 16:10

0-97km/h加速は5秒台

近頃は大排気量モデルを先に発売するのが通例となっているが、DB7は3.2ℓでデビューし、1999年に5.9ℓへとエンジン排気量が拡大されている。DB7のアクセルペダルを床まで踏み込むようなことはしないかも知れないが、どちらのエンジンでも0-97km/h加速は5秒台半ばだ。

V12エンジンを積んだモデルにはDB7ヴァンテージという名が与えられている。このモデルにはエンジン同様より強力なブレーキが搭載されているが、Trinity Engineering (trinityaston.co.uk)のような専門ショップに頼めば、3.2ℓモデルにも同じブレーキを取りつけることもできる。他にもVで始まる名前を与えられたモデルとしては、1996年に登場したヴォランテ・コンバーチブルがある。このモデルにはクーペよりも固められたボディと、ソフトなサスペンションが組み合わされていた。

このサスペンション・セッティングは、シリーズ2として知られる1996年半ば以降に生産された3.2クーペにも採用されていた。メカニズムの多くはベースとなったジャガーXJSと共通だが、iQとシグネットの関係のように、同じように見える箇所などほとんどない。

デビュー当初からDB7は真のアストンとして認められており、多くが期待したほどのドライバーズカーではなかったかも知れないが、アストンを名乗るに相応しいクラシックでパワフル、そして美しいモデルである。そして、2002年に登場した441psのエンジンとマニュアル・トランスミッションを搭載したより切れ味鋭い限定モデルのDB7ヴァンテージGTにより、その評価はさらに確実なものとなった(ATのGTAに積まれたエンジンの出力は426psのままである)。

2003年上期登録のナンバーを付けた走行距離8万kmのGTAが4万9000ポンド(731万円)で売りに出されている。iQを持ち出すまでもなく、どちらがより優れたクルマかは明らかだろう。

関連テーマ

おすすめ記事

 

アストン マーティン DB7の人気画像