初試乗 アストン マーティン・ヴァンテージ ライバルは911

公開 : 2018.04.17 10:10

新型ヴァンテージの初試乗。さきに登場したグランドツアラーモデルのDB11と多くを共有しながらも、ヴァンテージはその対極に位置する生粋のスポーツカーであり、ライバルはもちろんポルシェ911です。AUTOCAR英国版はどのようなは評価を下すのでしょうか?

もくじ

新型ヴァンテージ ライバルは911
ボディサイズは911が有利
独自デザインとスポーツカーらしさの融合
重量配分は50/50 サーキットでは思いのまま
公道でも輝くモデル
その差は優劣ではなく「違い」
番外編 ツインターボV12を積む日がくる?

新型ヴァンテージ ライバルは911

ポルシェ911よりも素晴らしい? これこそまさにアストン マーティンCEOのアンディ・パーマーから彼のエンジニアたちへの質問であり、われわれが知りたいことだ。

では、その答えは? エンジニアたちがパーマーに、そしてわたしがこれからお伝するように、答えは簡単ではない。いくつかの点で答えはイエスであり、911よりも素晴らしい。そして、多くの点では答えはノーだ。

しかし、ほとんどの部分で両者の間にあるのは、優劣ではなく、違いなのだ。

ところで、現在のアストンはどういった状況だろう? 「セカンドセンチュリープラン」のもと、ふたつ目のモデルが誕生し、このサイクルが再び廻り始めれば、アストン マーティンからは2022年まで毎年新型モデルが登場することになる。

継続的な改革のもと、新型モデルが生みだす収益を次のモデル開発に費やすことで、さまざまなスポーツカーを生み出すことになる。通常の自動車メーカーと同じ方法であり、「難しい理屈などではありません」とパーマーはいう。

その最初のモデルが、大型で快適なグランドツアラーのDB11であり、そしていま、DB11と多くを共有しながらも、スポーツカーとしては対極に位置するヴァンテージが登場した。

新型ヴァンテージは、アストンのパートナーで、且つ株主でもあるメルセデス-AMG製4.0ℓツインターボV8 エンジンをフロントに積む完全な2シーターであり、トランスアクスル方式の8速オートマティックギアボックスと電子制御式LSD(e-ディフェレンシャル)を介してリアを駆動する。

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