英国法人リーダー部門 スズキ/M・ベンツ/セアトより選出 AUTOCARアワード2018

公開 : 2018.05.27 06:10

ゲーリー・サベージ(メルセデス・ベンツ

彼が最高責任者として2010年にメルセデス・ベンツUKにきてからというもの、市場シェアは3.7%から7%とほぼ倍増した。2017年、イギリスでの総販売台数は18万970台だった。プレミアムカーのメーカーとしても、メルセデスはイギリスでトップクラスの地位にあがったといえる。

サベージは2016年にAUTOCARリーダー賞をはじめて授かっている。今回2度目の受賞は、プレミアムカー市場がし烈さを増すなかでメルセデスが成功をつづけてきた証といえよう。

「ブランドの名声、製品のすばらしさ、それと販売網のおかげですね」というサベージは、メルセデスと販売店の関係を「真の意味での協調」ととくに力をこめる。

これからのメルセデスの方向性のカギとなるのは、デジタル環境だという。「自動車メーカーのウェブサイトは伝統的に販売よりもクルマじたいの情報が中心でした。それらを融合させて、たとえばどんなモデルがあるのかとか、中古車査定価格などもわかるようにしたいですね」

メルセデスUKの社長ともなれば、マイカーは自社の膨大なラインアップからよりどりみどりだろうと思うかもしれない。だがメルセデス勤務のあいだ、彼のクルマはずっとGLS 350dだったという。

もっとも、これにはただし書きがつく。「白いのに6か月、黒いのに6か月、また白を6か月…というかんじで乗っています。社の人間はほかのにも乗ったらといいますが、わたしにはこれなんです」

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