【マイナスもあるが新車市場は順調に推移】一方で楽観視は危険 2026年6月期および上半期の新車販売台数

公開 : 2026.07.02 07:25

2026年6月期および2026年上半期(2026年1月~2026年6月)の新車販売台数(速報値)が発表されました。6月の新車販売は“登高軽低”の配置が継続し、上半期では登録車と軽自動車ともにプラスを達成しています。

2026年6月期

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年6月期および2026年上半期(2026年1月~2026年6月)の新車販売台数(速報値)を発表した。

日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2026年6月期の新車販売台数は、前年同月比13.7%増の28万1571台と3カ月連続でのプラス。

CX-5の新車効果が出たマツダは、前年同月比3.5%増の1万1253台とプラスを回復。
CX-5の新車効果が出たマツダは、前年同月比3.5%増の1万1253台とプラスを回復。    マツダ

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2026年6月期の軽自動車の新車販売台数は、同0.2%減の14万5312台と3カ月連続でのマイナスとなる。

結果として、トータルでの2026年6月期の新車販売台数は同8.6%増の42万6883台と3カ月連続で前年実績を上回った。

一方で2026年上半期の新車販売台数は、登録車が前年同期比2.0%増の153万413台と2年連続のプラス、軽自動車が同1.3%増の85万6776台と2年連続のプラスとなり、トータルでの新車販売台数は同1.8%増の238万7189台と2年連続で前年同期の成績を上回った。

登録車の2026年6月期のブランド別新車販売台数

スバルが前年同月比4.2%減の6829台とマイナスに転じ、また経営再建計画Re:Nissanを展開中の日産自動車が同3.7%減の2万277台、レクサスが同5.0%減の7276台とマイナスが続いたものの、新車効果が出たマツダは同23.5%増の1万1253台とプラスを回復。

それ以外のブランドはすべてプラスを継続し、トヨタ自動車は同19.3%増の13万9681台、ホンダは同20.9%増の3万2676台、スズキは同8.5%増の1万5306台、三菱自動車は同18.3%増の5130台、ダイハツは同17.6%増の2808台を成し遂げた。

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同1.7%減の5841台とマイナスを継続。

対してUDトラックスは同7.2%増の1049台とプラスに転じ、また日野自動車は同24.8%増の3451台、三菱ふそうは同17.2%増の3390台とプラスをキープした。

2026年上半期

2026年上半期で見ると、日産自動車、マツダ、スバル、レクサスが前年実績割れを記録。

とくに日産自動車(前年同期比10.8%減の11万9321台)とスバル(同12.5%減の4万2230台)は2桁のマイナスに落ち込む。

日産の上半期販売は前年同期比10.8%減と苦戦。今後はエルグランドなどで巻き返しか。
日産の上半期販売は前年同期比10.8%減と苦戦。今後はエルグランドなどで巻き返しか。    日産自動車

それ以外のブランドは4月以降の販売の伸びもあって、前年実績超えを達成した。

軽自動車の2026年6月期のブランド別新車販売台数

前年同月比0.5%増の4万8373台を成し遂げたスズキが3カ月連続でのシェア第1位に就く。最大のライバルのダイハツは同10.8%減の4万2553台と苦戦し、5820台の差で第2位に甘んじた。

また、ホンダは同13.4%増の2万5228台、日産自動車は同21.8%増の1万7050台とプラスを継続。

対して三菱自動車は、同4.6%減の6584台と前年実績割れが続く。一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同0.1%減の2598台、トヨタ自動車が同15.5%減の1886台、スバルが同41.6%減の1025台とマイナスが続いた。

2026年上半期の実績では、スズキが前年同期比5.5%減ながら28万1135台を売り上げてシェアトップに立ち、競合するダイハツは同6.3%増を達成したものの26万5535台にとどまる。

また、新車効果が出た日産自動車と三菱自動車はプラスを達成した一方、ホンダは前年実績割れを記録。OEM供給を受けるブランドではトヨタ自動車のみが前年実績超えを果たし、マツダとスバルはマイナスに落ち込んだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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