BMW新型『X5』初公開!(1) 世界中で人気の高級SUVが第5世代へ 単一プラットフォームで全パワートレイン網羅

公開 : 2026.07.02 07:45

BMWが新型『X5』を発表しました。内外装ともに「ノイエ・クラッセ」デザインで生まれ変わり、歴代初のEVバージョンも登場。業界最大級のバッテリーを搭載し、航続距離は最大845kmを実現しています。

BMWの代表的SUVがフルチェン

BMWは、主力の大型SUV『X5』のフルモデルチェンジを実施した。第5世代へと更新し、新世代のデザインを採用するとともに、初めてEVバージョンとして『iX5』を導入した。

新型X5およびiX5は、「ノイエ・クラッセ」ファミリーの3番目のモデルとなる。これまでの『iX3』や『i3』では、EVモデルと内燃機関搭載モデル(まもなく登場予定)は別のプラットフォームを採用する一方、X5は単一のプラットフォームで全種類のパワートレインを網羅している。

BMW X5
BMW X5    BMW

ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド(PHEV)、バッテリーEV、水素燃料電池車(FCEV)といった選択肢が今後2年間で順次追加され、これまでのBMW車の中で最も幅広いラインナップを展開することになる。

新型X5の生産は、8月に米国サウスカロライナ州のスパルタンバーグ工場で開始される。まず内燃機関搭載モデルが出荷され、EVおよびPHEVは来年初頭に続く予定だ。同社によると、英国での価格は10月に発表されるという。

内燃機関搭載モデルの価格は約8万ポンド(約1720万円)からと予想され、EVモデルはそれより若干高くなる見込みだ。

全5種類のパワートレイン展開

弟分にあたるX3とiX3は、スタイリングは似ているもののプラットフォームが異なる別々のモデルラインとして販売されるが、X5は『5シリーズ』や『7シリーズ』と同様に、同一のプラットフォームを用いてすべてのパワートレインオプションに対応している。

新型X5のプラットフォームは、過去10年間にわたりBMWの大型モデルの基盤となってきたクラスター・アーキテクチャー(CLAR)の進化版である。

BMW X5
BMW X5    BMW

内燃機関車とEVに同じ基本構造を使用することは、技術的な妥協を招き、特にEVの性能やパッケージングに悪影響を及ぼしかねない。しかし、BMWは小型モデル向けに専用のEVおよび内燃機関プラットフォームを導入している一方で、X5で採用した大型プラットフォームは、妥協することなく複数のパワートレインに対応できるほど汎用性が高いと述べている。

すべてのバリエーションを同一の生産ラインで生産できるため、生産量を落とすことなく、各モデルに対する市場需要の変化に柔軟に対応できる。これは、電動化への移行が比較的遅れている大型SUVセグメントにおいて特に重要な点だ。とりわけEVに消極的な米国(X5にとって最大の市場)ではその重要性が際立っている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

BMW新型『X5』初公開!の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事