試乗、DS 7クロスバック ガソリン車にメリット 変わらぬキャラ、インパクトは不足

公開 : 2018.06.29 10:10  更新 : 2022.04.23 12:04

優れた静粛性 キャビンは快適

インテリアに関しては、依然として高級なものと、そうでないマテリアルが奇妙に混在しており、魅力的なレザーシートと、彫刻のような表面とが、目につく安っぽいプラスティックとのコントラストを際立たせている。シートが高級なインテリアを象徴するが、そのサポートと調整範囲の広さも素晴らしい。しかし、最も低い位置でも、そのポジションはやや高過ぎると言わざるをえない。

キャビンの静粛性は素晴らしく、テスト車両では最小限のウインドウノイズと、20インチホイールが放つロードノイズがほんの僅か聞こえる程度だった。しかし、これはわれわれがテストコースに選んだ、フランスの驚くほどスムースな路面のお陰だったかも知れないことは付け加えておこう。


一方、キャビンスペースも印象的だ。後席にも快適なほどのレッグルームとヘッドルームが確保されており、555ℓの容量をもつDS 7のトランクスペースは、大きく開くトランクと、非常に低いトランクリッドのお陰でアクセス性も良好だった。対照的に、現在のクラスリーダーであるボルボXC40のトランクスペースは432ℓに留まる。

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