大化けする企業? 英エクイップメイク、電動化が後押し 他社より2年先行とも

公開 : 2018.06.02 08:10

電気自動車のリーダー

自分のことを技術バカだという(「高性能は大好きですが、500psのV12でなくてもいいんです」)フォーレイは、次第に電動パワートレインというアイデアに魅了されるようになった。そこでフライホイールの知識を活かし、クルマ・トラック用の電気モーターの設計開発に着手した。そして3年前、ジャガーを買う習慣をやめてテスラモデルSを購入した。

「つい最近まで」と彼はいう。「世間では電気自動車なんてずっと先の話だと言っていました。でもわたしはいつも、すぐに電気自動車の時代になると感じていました。ほぼ3年と87000kmほど乗りましたが、テスラは最高です。それに所有するのに全く何も問題ないんですよ。

テスラで最も重要なのはスーパーチャージャーのネットワークです。この3年間、壊れたチャージャーを見たことはありません。充電するのに待ったこともないんですよ。ようするに、これがテスラの強みなんです」

フォーレイは正真正銘、電気自動車のリーダーであるが、そんな彼でも電気自動車の進展のスピードは驚くばかりだ。フォーレイはこういう。「18カ月前までは、まずハイパーカーに搭載し、バス・プロジェクトを進めていく中でモーターの開発を行っていく予定でした。でもすべてが変わってしまいました。もはや自動車メーカーに電気自動車の必要性を説く必要はありません」

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