愛知県南知多町にコート・ダジュールの風が吹く? 2000年までの欧州車150台が集結するイベント『チッタ・ミラマーレ2026』開催
公開 : 2026.05.23 11:45
2000年までに生産された欧州車を対象としたイベント『チッタ・ミラマーレ』が、3月22日に開催されました。第2回となった今年も前年同様、愛知県南知多町にある風光明媚な東浜駐車場が会場です。高桑秀典がレポートします。
南知多で海と欧州車が静かに重なる
南知多の海を背景とし、2000年までに生産された欧州車が歩んできた時間や物語をゆっくり味わうことができる、『チッタ・ミラマーレ』が今年も開催された。
第2回となった今年の開催日は3月22日で、ヤングタイマーをフィーチャーした昨年の初回と同じ、愛知県南知多町にある風光明媚な東浜駐車場が会場となった。

チッタ・ミラマーレを運営しているのは、プライベートミュージアムとして貴重なフィアット・ヌォーヴァ500を所蔵、展示しつつ、保護、保存、販売にも力を入れている『チンクエチェント博物館』で、同施設が長年続けてきた活動の中から生まれた新しいイベントということになる。
ヤングタイマーやクラシックカーという存在を通し、クルマをはじめとするモノとの向き合い方、人の手の意味、時間の流れとシンクロしながら変わっていく文化を静かに問いかける場となっているが、今年はチンクエチェント博物館の活動が『クルマを起点に、人と文化をつなぐ』という考え方にシフトしているタイミングでの開催となった。
そういったこともあり、クルマを直しながら使い続けること、手をかけることでクルマとの関係が深まることにこれまで以上にスポットライトを当て、オーナー、クルマ好きの来場者、新しさや性能を競う存在ではない欧州車、南知多ならではの海、風、光が見事に融合したステキなひとときを楽しむことができた。
全国各地から多様なクルマが参加
雄大な海の前にヤングタイマーやクラシックカーを展示できるという素晴らしいロケーションを堪能でき、手慣れたチンクエチェント博物館のイベントということで、今回も全国各地から多様なクルマが参加した。
2000年までに生産された欧州車が約150台も集結したので注目すべきクルマが多かったが、中でもグッときたのが白と青のカラーリングが印象的な『シトロエン・メアリ・コート・ダジュール』だ。

オーナーの千賀義幸さん(取材時年齢67歳)によると、1971年式のシトロエン2CVのシャシーを使い、南フランスにあるMCDAが製作したメアリなのだという。昨年の秋に購入したそうだ。
フランス南部に拠点があるMCDAは、2CV、メアリ、ディアーヌのスペシャリストで、シトロエン好きにメンテナンス用品やパーツを提供している。社名のMCDAはメアリ・コート・ダジュールの頭文字であることからも、シトロエン用スペアパーツサプライヤーとしての心意気を窺い知れるだろう。
「神奈川県に住んでいる前オーナーがフランスから持ってきたのですが、どうやら乗らなかったらしいのですね。それで、置いておいても仕方ないので誰かに動かしてもらいたい……ということで売りに出し、私が3年車検付きで買いました。昔、ディーラーがメアリを少数輸入したときには4ナンバーだったらしいのですが、このメアリ コート・ダジュールは5ナンバーです」





























































