ラリーの神様、セバスチャン・ローブ運転の208GTiに同乗走行

公開 : 2018.06.17 08:10  更新 : 2018.06.17 17:29

308GTiやウラカンも所有

ローブはペースノートを使わない。またそのために特別有能なコ・ドライバーを使うこともない。それでも彼はヒル・ルートを猛烈なスピードで走り回る。自分の能力に全幅の信頼をおいているようで、走行中はほとんどステアリングを片手で握る。とてもカッコいい。彼の走りがあまりに速く安定していることにひとりのマーシャルが気づいたようだ。マーシャルは彼にペースを落とせと叫んだが、叫んでいる相手が誰なのか知らなかったんだろうと思う。

ラップが進むにつれて、44歳のドライバーは日常生活について少し話してくれた。「テストやプロモーションやレースのための旅行に、多くの時間を取られますね。家にいるときは、娘と過ごしたり友達と会ったり、バイクに乗ったりするのが好きですね。カートや山のぼりもしますよ。なんでもやってみるんです」

ローブが普段乗っているのはプジョー308GTiだが、ガレージにはちょっと特別なクルマも入っている。「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテを持っています」と彼は言う。「いいスポーツカーが好きなので時々買い換えます。ランボルギーニ、ポルシェフェラーリなんかですね」

今後、もしもまたSMMTテストデーへ参加することになれば、今度はランボルギーニに乗ってきてくれるかもしれない。208GTiの助手席で経験したアルペン・サーキットがスリリングであったように、ローブが運転する640psのスーパーカーの助手席はさぞかし格別だろう。

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