フォード『GT Mk IV』がニュル最速の純ガソリン車に 67台限定、800psの究極モデル 記録は6分15秒977

公開 : 2026.04.04 07:25

フォードGTの最終モデル『GT Mk IV』が、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで純ガソリン車および米国車として最速記録を更新しました。サーキット専用車として開発された67台限定モデルです。

米国車としても最速に

フォードのサーキット専用車『GT Mk IV』が、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで6分15秒977のラップタイムを記録し、同サーキットにおけるガソリン車最速記録を更新した。

これにより、EVのフォルクスワーゲンID.R(6分5.336秒)とポルシェ919ハイブリッド・エボ(5分19.546秒)に次ぐ、ニュルブルクリンクで3番目に速いクルマとなった。ただし、寒冷な天候のため最高速度が制限されていたことから、GT Mk IVにはさらに速いタイムを記録する可能性が残されている。

ニュルブルクリンクを走るフォードGT Mk IV
ニュルブルクリンクを走るフォードGT Mk IV    フォード

今回の記録更新により、フォードはニュルブルクリンク最速の米国メーカーという地位を奪還したことになる。昨年6月にシボレーコルベットZR1Xが記録した6分49秒275のラップタイムを上回ったのだ。なお、フォードがレーシングドライバーのフレデリック・ヴェルヴィッシュ氏を起用したのに対し、コルベットを運転したのは開発エンジニアのドリュー・カテル氏であった点には留意すべきだ。

ヴェルヴィッシュ氏は、「ニュルブルクリンクでフォードGT Mk IVを走らせるのは、他に類を見ない体験です。このクルマはまさに武器であり、ドライバーの意志を忠実に反映する存在です」と語った。

なお、公道走行可能なクルマのニュルブルクリンク最速記録は、依然としてメルセデスAMGワン(6分29秒090)が保持している。

現行GTの究極形態

現行世代GTの最終モデルであるMk IVは、サーキット専用に開発され、67台限定生産となっている(先代モデルが1967年のル・マン24時間レースで優勝したことに由来する)。

最高出力は市販GTの660psから800psに向上し、特別に開発されたシーケンシャルトランスミッションを介して後輪に伝達される。また、フォード・マスタングGT3やGTDの開発にも携わったマルチマティック社製のアダプティブサスペンションも搭載されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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