2018フォード・フォーカス 初試乗 運転の楽しさ健在

公開 : 2018.07.04 10:30  更新 : 2018.07.04 10:30

どんな感じ?

室内空間は良好 機能性も及第点

まずもって、広い。前席の頭上には余裕があるし、ステアリングホイールの調節幅も大きい。ダッシュボードは先代よりもぐっと前進したし、パーキングブレーキが電気式になったおかげで、センターコンソールの小物入れも大きくなった。

後席は足元も頭上も空間たっぷりなうえ、大きく後方まで伸びるサイドウインドウのおかげで視界もよく開放的だ。ラゲッジの容量は375〜1354ℓとこれまた立派だが、開口部の幅はややせまいか。リアシートをたためばほぼ平らな荷室がひろがる。

見た目の質感はおおむね良好だ。ただ内装の上半分はともかく、下半分やシートバックなどのプラスティックは価格なりの印象だ。

機能性も及第点といえる。ダッシュボードのてっぺんにはタッチスクリーンがドンとかまえるいっぽうで、操作ボタンの数はディスカウントストアの値札なみに割り引かれたが、ありがたいことに音量や空調などはまだボタンとダイヤルで操作できる。

フォルクスワーゲン・ゴルフほどの効率的なパッケージングではないかもしれない。だが良い方に考えれば、おなじプラットフォームからおなじ名前のクルマを6種類もつくるメーカーなど、ほかにないではないか。

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